ご依頼者

地域：神奈川県在住
年代：２０代
性別：女性
制度：国民年金
就労：認定日 無職：請求時 無職
方針：過去５年の遡及請求を目指す。

ご依頼時の状況

ご主人からの相談で、「うちの妻が働けない状況で困っている」ので何とかならないか？という内容。

ご家族からのご相談は多いです。

病歴をお聞きするとかなり複雑で初診日の特定が難航した。その初診の医療機関と思われた所が廃業して、初診の証明書が取れなかったところ、その前の医療機関が出てきて、「不眠症」で初診日の証明書を書いてもらい、関連が取れるだろうと進めていた。

３番目の医療機関からも受診状況等証明書を取っておき、整理する。

現在の医療機関の先生は障害基礎年金の受給に協力的でここは問題なかった。

残すは初診日をどこの認定になるのかと、１年半時点の診断書をどうするかという問題となる。

初診日が動くと１年半も当然動く。したがって診断書の日付の特定が出来ないことになる。

先の、不眠症を初診として１年半時点を書いてもらおうとしたら微妙に１年半から３ヶ月以内という期間から外れてしまう。

そこで私は前後２通の診断書作成依頼を検討、方針を決めてサポート開始。

サポート内容

主治医の許可を取って、現在、１年半の医療機関にそれぞれ同席。方針が複雑なため専門的な説明が必要で一般の方にはほとんど不可能なお話内容をさせていただいた。

遡及分の診断書は、東北まで行き、先生に理解していただくのに難儀だったが、何とか得られた。

申請してから役所から返戻があり、初診の認定が不眠症のところだと１回のみの受診で認定されず、２回めの廃業したクリニックでも認定されず、３回目の初診の証明書を付けた所で認定された。

そうすると１年半時点が動き、なんと先の前後２通の診断書を取ったものの期間に見事合致して、一番の望まれる認定となった。

やはり、一見不要と思えるものでも出してみるものである。申立書にも諸事情を書いて分かるようにした。

結果

障害基礎年金２級　認定日５年遡及４，４３４，８５６円！

受給額：約７９万円／年額
更新：３年

コメント

初診の証明書が取れないと途端に難易度が上がります。当初はご主人が進められようとしてたところ、この問題にぶつかりご相談、

初診の整備に加え、当初はご家族も想定していなかった遡及請求までおまけで獲得して差し上げました。

病状の経過から裏の裏まで読み取ることと、出来うる申請手段の引き出しの数が決め手になります。

２月に申請して、決定が８月と半年もかかってしまいましたが、お客様にも非常に喜んでいただけた案件です。